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第14章 プログラムをテストする

更新日:1月28日

 「プログラムをテストする」という言葉は聞いたことがあると思います。

でも、意味がよく分からいという方に少し説明します。


あなたが野球ゲームをしているとき、突然ボールが空中で止まってしまったら困りますよね。

自動販売機でお金を入れたのにジュースが出て来なかったら困りますよね。

こんなことの無いよう、プログラムはきちんと結果を出さなくてはなりません。

このきちんと結果を出すための作業がテストです。

テストではいろんな状況を想定してプログラムを動作させて確認します。

 では、「いろんな状況」とは何でしょう。

それは、第10章で学んだパスです。

パスは、プログラムの全ての動きを網羅します。

パスをテストすれば突然画面が止まったり、ジュースが出なくなることはありません。


 では、テストしましょう。

フローチャート編集メニューのランプアイコンをクリックし、次に4つ目のファイルダウンロードアイコンをクリックします。

(図-1)
(図-1)

ファイルダイアログが表れますのでSample01プログラムの「Proguram.cs」ファイルをクリックし、右下の「保存」をクリックします。

(図-2)
(図-2)

上書き確認のメッセージが表示されますので「はい」をクリックします。

(図-3)
(図-3)

Sample01のフォルダーを開き「Sample01.sln」をダブルクリックします。

(図-4)
(図-4)

(図-5)のようにメニューの「デバッグ」をクリックし、次に4つ目の「デバッグなしで開始」をクリックしてください。

(図-5)
(図-5)

(図-6)の画面が表れます。

これがコンソール画面です。

一番上部に「合計 : 9」と出ています。

(1~5までの奇数を足すと-> 1 + 3 + 5 = 9 となります)

どうやらうまく動いたようです。

コンソール画面はエンターキーを押下すると消えます。

(図-6)
(図-6)

 しかし、パスはすべて試すことができたのでしょうか?

第10章でこのプログラムにはパスが2つありました。

この2つがテストできたことをどうやって知ることができるでしょうか。

 その答えは、このアプリの機能にあります。

プログラムをテストすると、自動的にテストしたフローチャートの図形がトレースファイルに記録されます。

このトレースファイルをフローチャートに取込むと、どのパスを動作させたかわかる仕組みになっています。


テストが終了したのでトレースファイルをフローチャートに取込みます。

フローチャート編集メニューのランプアイコンをクリックし、次に5つ目のファイルアップロードアイコンをクリックします。

(図-7)
(図-7)

ファイルダイアログが表れますのでパソコンのパブリックフォルダーの「HybridChart」フォルダーにある「trace.txt」をクリックし、右下の「開く」をクリックします。

(図-7)
(図-7)

フローチャート編集メニューの「テスト済み数」欄に「2」、「未テスト数」欄に「0」と出ています。

つまり、すべてのパスがテストされたことを表しています。

(図-8)
(図-8)

確認してみましょう。

フローチャート編集メニューの階層アイコンをクリックし、次に文字Pアイコンをクリックします。

(図-9)
(図-9)

この文字Pアイコンの機能は、テスト済みのパスをグリーンで表示するというものです。

フローチャートの図形やラインの色がグリーンに変わりました。

(図-10)の文字Pアイコンの下の黒塗り文字Pアイコンをクリックすると未テストのパスが赤で表示されます。(ここでは、未テストがないので赤表示はありません)

(図-10)
(図-10)

いかがでしょうか?

以上で「プログラミングやろうぜ Part1」は終了です。


「プログラミングやろうぜ Part2」ではプログラミングで必ず発生するプログラムのメンテナンスを学びます。


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