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序章 プログラミングやろうぜ Part2

更新日:1月28日

 Part1の命題は、「1~5の整数のうち奇数だけの合計を求めてコンソールに表示しなさい」でした。そして、アルゴリズムは、以下の➀~⑩です。


 ① (プログラム開始命令)

 ➁ (代入命令)          「変数2」に「0」を入れなさい

 ➂ (代入命令)          「変数1」に「1」を入れなさい

 ➃ (繰返し開始命令)       「変数1」が5以下なら⑤~⑧を行い、5を超えたら⑨へ行きなさい

 ⑤ (選択命令)          「変数1」が奇数なら⑥を行いなさい

 ⑥ (加算命令)(代入命令)   「変数1」と「変数2」を足した結果を「変数2」に入れなさい

 ⑦ (加算命令)(代入命令)   「変数1」と「1」を足した結果を「変数1」に入れなさい

 ⑧ (繰返し終了命令)   ➃へ戻りなさい

 ⑨ (表示命令)         「変数2」を表示しなさい

 ⑩ (プログラム終了命令)


フローチャートは(図-1)です。

(図-1)
(図-1)

では、Part1の命題を以下のように変更するとアルゴリズムはどうなるでしょうか。

 「コンソールから数字をエントリーし、エントリーした数字が「1」の場合は、1~5の整数から奇数だ

 けの合計を求めて合計をコンソールに表示する

 エントリーした数字が「2」の場合は、1~5の整数から偶数だけの合計を求めて合計をコンソールに

 表示する。


 アルゴリズムを考える場合は、まず処理の順番を考え、その中に選択処理や繰返し処理がないか考えるようにしましょう。

そして、フローチャートを描いて確認することが何よりも大事です


新しい命題の作業を並べると以下のようになります。


 ① プログラム開始

 ➁ コンソールから数字をエントリーする

 ➂ 数字が「1」の場合は、1~5の整数から奇数だけの合計を求めて合計をコンソールに表示する

 ➃ 数字が「2」の場合は、1~5の整数から偶数だけの合計を求めて合計をコンソールに表示する

 ⑤ プログラム終了


この手順をよく見ると、エントリーした数字によって選択処理が発生しています。

また、「合計をコンソールに表示する」処理は共通なので最後に1回でできそうです。

(図-2)
(図-2)

 どうですか?


フローチャートは(図-3)のようになります。

(図-3)
(図-3)

ここでは、新しい図形を使用しています。

➁の長方形の両脇に縦線がある図形は、「定義済み処理図形」です。

「定義済み」というのは、詳細なフローチャートは別の場所で作成しているということです。

ここでは、看板だけを掲げているわけです。

この図形は、細かいことは後回しにして直感的に全体を捉えるのに便利です。


次の章では、Part1のフローチャート(図-1)を(図-3)へ変更していきます。


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