第3章 アルゴリズムとフローチャート
- 新原 俊一
- 2024年12月12日
- 読了時間: 2分
更新日:1月12日
第2章で作ったアルゴリズムです。
① (プログラム開始命令)
➁ (代入命令) 「変数2」に「0」を入れなさい
➂ (代入命令) 「変数1」に「1」を入れなさい
➃ (繰返し開始命令) 「変数1」が5以下なら⑤~⑧を行い、5を超えたら⑨へ行きなさい
⑤ (選択命令) 「変数1」が奇数なら⑥を行いなさい
⑥ (加算命令)(代入命令) 「変数1」と「変数2」を足した結果を「変数2」に入れなさい
⑦ (加算命令)(代入命令) 「変数1」と「1」を足した結果を「変数1」に入れなさい
⑧ (繰返し終了命令) ➃へ戻りなさい
⑨ (表示命令) 「変数2」を表示しなさい
⑩ (プログラム終了命令)
(図-1)
一目見て「何のことかさっぱりわからん」という方、安心してください。
この講座はここからが本番です。
(図-2)は、フローチャートです。
アルゴリズム(図-1)とフローチャート(図-2)、どちらも同じ処理ですが、フローチャートは処理の流れや選択、選択の条件、そして繰返しといったプログラムの制御構造が一目でわかるのが特徴です。
- フローチャート -

フローチャートを構成する要素は、「図形」と「ライン」です。
わずか7つの図形と2つのラインを覚えるだけでフローチャートを描くことができます。
先頭の図形は「開始図形」といい、フローチャートの開始を表します。
「プログラム開始命令」と同じです。
長方形の図形は「処理図形」といい、順次処理を表します。
台形の図形は「ループ開始図形」といい、ここから繰返しが始まることを表しています。
「繰返し開始命令」と同じです。
菱形図形は「判断図形」といい、選択が発生していることを表します。
「選択命令」と同じです。
「変数1が奇数」、「変数1が偶数」と書かれている図形は「条件図形」です。
判断図形とペアーで使用され単独では使用できません。
台形が逆転している図形は「ループ終了図形」といい、繰返しがここで終わることを表しています。
「繰返し終了命令」と同じです。
最後の図形は「終了図形」といい、フローチャートの終了を表します。
「プログラム終了命令」と同じです。
ラインには「直線」と「矢印線」があります。
何となくアルゴリズムが見えてきませんか!
次の章ではフローチャートを描く準備を行います。
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